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2013年5月13日月曜日

「その働き方ムダですよ(おちまさと著)」を読んで


自分で言うのも何だけど、比較的ムダの多い生き方をしてきたと思う。

ゴールに向かって真っ直ぐ進めば良いものを、わざわざジグザグに回り道をしてきた。

でも、そんな生き方をしてきたからこそ、不器用な人の気持ちになって物事を考えられるし、後から来た人のためにささやかながらもアドバイスが出来るようになった。

そんな自分でもまだまだムダが多く、少しでもムダを無くしたいと思い、この本を読んでみた。

以下、心に刺さった言葉。

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(自分の軸を作るには)人間的な強み・弱みを整理し、自分を取り巻く環境、やりたいこと、そして積み上げてきたスキルを一度分解して再構築する。それを客観的に人に見てもらうことで、軸を見つけることができるはずです。
(自分の弱みを強みに変えるには)自分の弱みをいったん認め、素直に受け入れることから始まります。弱みをわかっているということは、すでに強みなのです。
ムダの多い人は、『鍵を開けるのも、見張りも、どれもこれも全部俺がイチバン。できます!』と勢い良く宣言し、自分でやろうとしてしまいます。
(中略)
僕自身はボコボコの穴だらけ。その穴を埋めてくれるのは、アイツとアイツと、アイツ。そう考えるとコラボやマッチングが生まれ、Win−Winになります。すると誰の能力も自分の能力もムダにすることがないし、プロジェクトにうまくいく。だから、僕はすぐに人に頼ろうと思います。
"頑張る"ことを目的にするのではなく、正当な努力をする。努力はムダになりません。報われるものだし、目標に向かって積み上がっていくものです。
大切なのは、手段と目的を明確に持つこと。
手段自体がムダになってしまうと、それはムダです。自分の棚卸しをしてみると、『実は、今は英会話を習うよりも、メタボだからまずマラソンをやって体の健康を優先しよう』など、自分にとっての優先順位に気づくかもしれません。
空回りしないためには、『1日のムダの棚卸し』をしてみることをオススメします。今日1日の中でムダだったのは何なのか、と書きだしてみること。
先ほどから、何度も『棚卸しを』とオススメしていますが、棚卸しとは『いらないもの、すなわちムダを見つけ出す』作業です。
『長いものから操る』クセをつけると、『時間は操ることが出来る』ことが分かります。時間をうまく操れるようになると、オーケストラの指揮者のように、自分の進めていいる多数のプロジェクトを俯瞰して、『あちらのプロジェクトは、このポイントを進ませて』『こちらは、こう展開させる』と同時進行できるようになります。そうなると仕事を並行して進めることが楽しくなる。ゲーム感覚で、自分への"なぞなぞ"を解く感覚で楽しんでください。
一見、人生から辛いことを省いて楽に生きることは、ムダを省いているようで実はムダ。そのような生き方のほうが、何も積み上がっていかないためムダが多かったということになってしまいます。今一度、自分にとっての軸は何なのか、そこから見えてくるムダは何なのか、俯瞰して考え直してみるべきです。

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全ての悩める仕事人にオススメ。
これからもたまに読み返して、自分の血肉にしたいと思う。

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